【導入事例インタビュー】アレルギー対応で広がる笑顔!給食現場の課題と新たな可能性。

今回お話をお伺いするのは、荒川区立第七峡田小学校の木村(きむら)様です。アレルギーフリーの商品「らくぷりんミックス」を導入した背景や、その効果について詳しくお話を伺いました。栄養士の視点から見た、給食現場での課題とその解決策、そして子どもたちの反応は?

今回お話をお伺いした方  荒川区立第七峡田小学校 管理栄養士 木村様

Q: どのように弊社および弊社プロダクトの存在を知りましたか?

A. 2024年4月7日に放映された日本テレビ系列の『シューイチ』で、UMAMI UNITED JAPANの商品が代替卵の新しい可能性として紹介されているのを見ました。アレルギーを持つ子どもたちが、安心してみんなと同じものを食べられるメニューを常に探し続けているので、「これは絶対に試してみたい!」と思い、すぐに御社に問い合わせました。

Q: 製品導入前にはどのような課題がありましたか?

A.以前はアレルギーを持つ子どもが少なかったので、米粉などを使って対応食を工夫して作っていました。ですが最近ではアレルギーを持つ子どもが増え、アレルギーの種類も多様化してきたため、個別に対応することがとても難しくなってきました。この状況を受けて、給食全体をアレルゲンフリーに近づける必要があるなと感じるようになりました。ただ現実的には限られた予算や時間、設備の中ですべてのアレルゲンを徹底的に避けるのは極めて難しいと感じています。

また別メニューを作ること自体が大変なだけでなく、何よりも子どもたちにとって、みんなと同じ食事ができないことが大きな問題だと思います。例えば、アレルゲン対応食を食べる子が、お友達と一緒に食べられない状況が生まれると自然とその子が食事の時間を孤独に感じてしまったり、みんなが楽しみにしているメニューを自分だけが食べられないという寂しさを抱いてしまうことが多いんです。そうした子どもたちの気持ちを少しでも軽減したいと考えていました。

Q: この課題を解決するために、どのような検討がありましたか?

A.極力アレルゲン食材を使わずにメニューを考えるようにしていますが、特にデザート作りに苦労しています。これまでのアレルゲン対応デザートはどうしても美味しさが足りなかったり、バリエーションが狭くなってしまったりして、子どもたちがあまり楽しめていないと感じていました。デザートは子どもたちにとっては楽しみの一つなので、もっと美味しく、バリエーションが豊かになるように米粉の焼き菓子を作ってみたりと試行錯誤を繰り返していました。

Q: 弊社製品を使うことでどんな結果や影響が起きましたか?

A:「らくぷりんミックス」を使うことで、卵アレルギー対応を個別に考える必要がなくなり、みんなで同じものを食べられるようになったのは本当に嬉しいことです。食べる子どもたちも、作る私たちも心の負担がぐっと減りました。しかも味も美味しいので、子どもたちが喜んで食べてくれるのが一番嬉しいです。

さらに作業がとても簡単で、誰が作っても失敗しにくいのが助かっています。大量の給食を短時間で作る現場では、調理のしやすさは非常に重要ですし、固まるのが早いので時間短縮にもなり、全体の作業効率が格段に上がりました。

Q: 実際食べられたお子様の反応を教えてください。

A.プリンを出した日は献立表を見て、子どもたちは朝からソワソワしていました。何度も献立表を見ては、今日はプリンだ!と楽しみにしている様子がとても微笑ましかったです。プリンは通常卵を使う上に、固めるまでの時間がかかるため、これまではほとんど給食に出すことができませんでした。夏場は簡単に作ることができてつるんと食べやすいゼリーばかりだったんです。でも、今回のココアプリンは偏食でいつも残しがちな子どもたちもペロリと食べてしまうほど大人気でした。みんな本当に楽しみにしていたんだなと感じました。

Q: 弊社製品の良いところを教えてください。

A.「らくぷりんミックス」を使うと誰でも簡単に作れるところですかね。誰が作っても失敗せずに、ムラなく作れるのは非常に大切なことです。給食は短い時間の中で、大量に作ります。そのため調理のしやすさが一番大事です!また今回はココアプリンにしたのですが、通常だとココアを混ぜると分離してしまい綺麗に色がつかないのですが、このミックス粉はとにかく綺麗に混ざってくれるので作りやすかったです。次回は「UMAMI EGG」を使って焼き菓子を作ってみたいと思っています。先日試作してみたところ、とても美味しくできそうでした!バリエーションが広がるので、これからが楽しみです。

Q: 今後、弊社および弊社プロダクトに望むことを教えてください。

A.あくまで個人的な感想ですがタンパク質のあるミルクではなく、水と合わせて作れるようになると、本当にありがたいです。そうなれば、さらに幅広いアレルギーのある子供たちにも対応できるので、給食作りがもっと楽になると思います。

荒川区第七峡田小学校 公式ホームページはこちら

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