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私たちのストーリー

Our Story

私たちのミッション:

「ONE TABLEで未来を創る」こと

 突然ですが、普段の食生活で「食べられないもの」や「食べないもの」はありますか?

この問いへの答えは、人それぞれだと思います。

 普段日本にいるとあまり意識しないかもしれませんが、

世界に目を向けると、宗教、アレルギー、気候変動といった社会問題を背景に、

食の選択肢はますます多様化しています。

 しかし、この食の多様化に対する理解や配慮は、

まだ社会全体に十分浸透しておらず、"特別な食"としての扱いが続いています。

 結果として、食におけるある種の「垣根」が存在しているように感じます。

私たちは、この垣根を取り払いたいと考えています。

 ヴィーガンやアレルギーなど、さまざまな食の背景を持つ方々が、

垣根を越えてONE TABLEで食事を楽しめる社会を実現し、

その一食を通じて明るい未来を創りたい。

そのような思いから、UMAMI UNITEDはスタートしました。

「目指すは ”Diversity & Inclusive” な社会」

この想いの原点は、私の幼少期に遡ります。

引っ込み思案で、発達障害(ADHD)を抱えていた私は、自己主張や周りに合わせることが苦手でした。

和を重んじる日本の教育文化は素晴らしいものですが、当時の私にとってはどこか息苦しさを感じていました。

そんな私に転機が訪れたのは、高校時代、アメリカ・カリフォルニアへの短期留学でした。

初めて異なる人種や文化に触れることで、差別等根深い課題があることも知りましたが、多様性を尊重し、新参者を受け入れる風土に触れ、自分の特徴を他者と比較するのではなく、自分の個性として肯定できるようになったのです。

この経験が、私の人生におけるターニングポイントとなり、「多様性を尊重できる社会の実現」が私の人生テーマの一つとなりました。

その後、食の分野に興味を持つようになったきっかけは、大学時代に行った訪日外国人向けのボランティアガイド活動です。

ガイド活動を通じて、ヴィーガンやイスラム教徒の観光客と接し、世界の食の多様化に直面しました。

当時、今以上に無知だった私は、気候変動とヴィーガンの関連性や、なぜイスラム教徒やユダヤ教徒が豚を食べないのかも知りませんでした。

しかし、その過程で、世界の食糧システムが気候変動や人口増加の影響を受けて大きく変わらなければならないこと、

そして代替タンパク質への需要が高まっている事実を知りました。

多様化する食のニーズに対して、社会のソリューションや理解がまだ追いついていないことも痛感しました。

こうして、「食を通じて多様性を受け入れる社会の実現」が私のミッションとなり、UMAMI UNITEDのミッション「ONE TABLEで未来を創る」の基盤となったのです。

「日本の技術で世界を魅了したい」

実は、UMAMI UNITEDを創業する前、私は日本国内のプラントベース情報を世界に発信するメディアの仕事をしていました。

北は北海道から南は沖縄まで、YouTubeやSNSでのプロモーションの依頼を受け、各地を訪れる機会が増えていきました。

そのたびに、日本の郷土料理や道の駅を見て、ヴィーガンやプラントベースの食文化と日本の相性が非常に良いと感じていました。

実際、日本は約1200年間、肉食を禁じてきた歴史があり、プラントベースの食事や食文化が豊富に存在しているのです。

この日本の技術と食文化を活かし、私たちのミッションを実現したいと思い、共同創業者でCTOの大場にその想いを託しました。

UMAMI UNITEDでは、日本古来の食材である蒟蒻や豆腐の技術、発酵技術を応用し、独自の酵素処理を取り入れることで、

植物卵のコクや食感を再現することに成功しました。

「グローバルフードテック企業

『食のインテル』を目指して」

最後に、少しだけ卵についてお話させてください。

「なぜ卵なのですか?」という質問をよくいただきます。

それに対する私の答えは、

「困っている方がたくさんいるのにソリューションがないから」です。

日本では、食物アレルギーの中で卵アレルギーが40%を占めており、鳥インフルエンザによる価格高騰や供給不安の問題も認知されていますが、代替策がまだ十分に普及していません。

私たちはこの課題に取り組むために、卵を最初のターゲットに選びました。

さらに、卵に取り組んでいるうちに気づいたのは、私たちが想像以上に毎日大量の卵を消費しているという事実です。

卵焼きなどの「目に見える卵」だけでなく、ケーキやパンに使われる「目に見えない卵」を

毎日無意識に消費していることに驚かされました。

食品業界において、卵はまるで欠かせないパーツのように使われています。

私たちはこのパーツをアップデートし、食品業界の「インテル」のような存在となり、新しいインフラを作り、グローバルに普及させたいと考えています。

私たちの目標は、グローバルフードテック企業として成長し、世界中で「ONE TABLE」を実現することです。

道のりは決して平坦ではありませんが、私たちは本気でこのビジョンを実現しようとしています。

これからも、多くの仲間やパートナーと共に、世界中で「ONE TABLEで未来を創る」ために尽力していきます。

引き続き、皆様からのご支援、ご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

UMAMI UNITED JAPAN

CEO 山﨑 寛斗